市議団だより−豊田のまちから
【09.04.20】生活保護の現場から
日本共産党豊田市委員会は4月3日二回目の「街頭生活・労働相談」をおこないました。
この行動のなか、一人の方の生活保護申請に同行しました。リポートします。
Hさんは、四十二歳、北陸地方で20年近く働いていたが、4年前に豊田にきて、派遣としてトヨタ車体に勤務。今年の3月18日に雇い止めになりました。雇用保険は4月下旬に支給。住居は4月10日になくなる。収入がなく、車も売って生活資金にあて残金3万円になっていました。このままではホームレスになるしかありませんでした。
生活保護申請は時間がかかりましたが、4月11日に転居もでき家賃も生活保護費から出ることになりました。
Hさんの場合は、現行の派遣法でも「違法派遣」です。会社は直接雇用を申し込む義務があります。しかし多くの労働者はこのことを知りません。
派遣切りにあった労働者に、制度や法律を知らせていく必要性を感じています。
日本共産党豊田市委員会事務局長 加藤 尚雄