市議団だより−議会&市政の報告

【09.10.05】トヨタは800人期間従業員採用決めたが・・市内の雇用は

トヨタ自動者は期間従業員を800人から1600人採用すると発表しました。自動車購入に対する優遇税制や補助金制度の導入により、自動車販売が回復に向かう中、堤工場など「プリウス」の生産を中心に、配置される予定です。しかし、その募集の仕方はどうでしょう。以前、期間従業員として働いていた人は、減産だといって採用を打ち切られ、寮にも居られなくなって故郷に帰らざるを得なかったのです。その人たちに再び、来年3月までを期限として期間従業員を募集するというはがきが届きました。今回の募集は期間従業員をいまだに「生産の調整弁」扱いにするものです。低迷する雇用状況の中、再び働こうという人が多いものの、足元を見た身勝手な対応だとの声が上がっています。

過去最低を記録した有効求人倍率は
トヨタ自動車が回復してきていると言っても、補助金だのみのもので、3月以降は先が見えません。有効求人倍率は0.25から0.29とわずかに変化しているものの、就職できた人は全体の内のわずかです。(その後、8月度は0.30と発表)

雇用と生活の悪化が深刻
市の生活福祉課で生活保護の様子を伺うと、相談に訪れる人は月に250人〜270人。保護申請した人は数ヶ月間、月50人前後で推移している様子。昨年8月は月に10人程度であったことを考えると、秋以降の雇用悪化の影響は続いています。
3〜4月に失業した人の失業保険が期限切れを迎えるこの時期に、この状態が続いていけば、またもや年越しが大変になると危惧されます。
 

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