市議団だより−議会&市政の報告
【10.05.20】市民意識調査の報告書がまとまる
「子育てしやすいまち」との市民評価が大きく増加
豊田市が定期的に行っている「市民意識調査」の結果がまとまり、報告書が発表されました。前回の市民意識調査は、平成19年度に実施。今回の調査は、平成21年11月に市内在住の市民から6400人を無作為抽出して調査票を届け、有効回答数は4246人でした。
◇「子育てしやすいまちだと思う」が72%に増加
前回調査(平成19年度)との比較で、大きくポイントが向上した項目は、「子育てしやすいまちだと思う」が、56・4%から72・8%に大幅アップ。絶対値で比較しても、施策の中で高いほうにランクされました。
「子育てしやすいまちだと思う」という回答が増えた要因
は、「中学校卒業までの医療費無料化」や「妊産婦検診の無料回数の拡大」の施策が大きく寄与していると思われます。日本共産党市議団が公約で掲げて推進をはかってきた施策です。
また、アップ率では「地震や風水害への防災対策に満足している」が7・2%から33・0%で一番大きく増加しましたが、それまでが不十分な対策だったということでしょう。対策が具体的に市民に見えてきたということだと思われます。
◇生活道路や歩道整備への満足度が低い
市がすすめるまちづくりについて、満足度が低いものとして「歩行者や自転車利用者が安全で快適に移動できる道路が整っている」という項目が目に付きます。「満足している」は4・4%、「やや満足している」11・6%を合わせても16・0%にすぎません。高規格道路などの整備が進む一方で、生活道路や歩道の整備が遅れている豊田市の現実が反映されていると思われます。
◇働き盛りの年代が「住みよいまち」への回答低い
「豊田市を住みよいまちだと思いますか」への回答では、年齢別の分析で特徴が出ました。「60歳〜64歳」を境に、若い方が「住みよい」が低く、特に「40歳〜49歳」で一番低くなっています。働き盛りの年代です。労働環境の影響があるのでしょうか。