市議団だより−議会&市政の報告

【10.08.09】年間利用者140万人余に広がる…公共バスの拡大に奮闘してきた日本共産党市議団

   日本共産党市議団が、市議会で始めて公共バスについて提案したのは、今から11年前、平成11年6月議会でした。大村市議が初当選して望んだ最初の議会でした。
 当時は、市内を循環するバスはなく、高齢者の生の声を紹介しながら豊田市駅から加茂病院(当時)までの路線をはじめとした市内巡回バスの提案を行いました。これに対して、市当局は「現段階では考えていない」と答弁していました。当時は、議会の中でもバス問題を取り上げる議員はいませんでした。車の街・豊田ではバスの普及はあたかも「タブー」という雰囲気でした。
 しかし、名鉄バス路線のあいつぐ撤退の中、大村市議が、その後も市議会で繰り返しバス問題を取り上げる中、平成12年9月議会では「公共交通空白地で地元の熟度が高まったところから導入について検討していく」という答弁に発展。平成14年6月からは、中心市街地バスが100円でスタートしました。
 平成17年6月議会では、合併町村から豊田市への直通の公共交通としてのバスを提起しました。答弁では、「基幹バスネットワークを始めといたしまして各支所内の端末交通及び地域主体の生活交通の確保などについて総合的に検討し、できれば平成19年度から実施してまいりたい」と答え、現在の基幹バス網に発展させていきました。
 そのようにバスを拡大させていく中での大きな変化は、平成19年3月議会でした。鈴木市長が、「生活交通に当たりましては、社会資本としての公益性の評価を重視する、その方向に転換させたい」と表明した事です。バス路線について、採算性だけで判断しないで公益性を重視するというものです。このように、日本共産党市議団は、公共バスの拡大に奮闘し、大きく前進させてきました。
現在の年間利用者(平成21年度)は、基幹バスで124万人余、地域バス22万人余に拡大しています。
 日本共産党豊田市議団は、このように広がったバス路線の利用について、「敬老パス」の導入を提案しています。利用が促進されるともに、高齢者の外出支援で、元気なお年寄りが増える効果も期待されます。

◆とよたおいでんバス市木・双美地区へ延伸 
 平成22年8月1日(日)より、とよたおいでんバス「豊田・渋谷線」が延伸します。
 これまで終点であった「東山町5丁目」より市木・双美地区へ延伸し、市木・双美地区の公共交通の利便性を高めるために、新たに5か所のバス停を設置します。 平成22年6月にリニューアルオープンした『豊田市自然観察の森』施設内にも停車します。運行本数は、平日12便、土休日10便です。 (下の路線図参照)

 

▲ このページの先頭にもどる

トップページに戻る