市議団だより−議会&市政の報告

【11.03.09】各地に広がる国保料(税)の引き下げ

  各地で高すぎる国民健康保険料(税)の引き下げをもとめるとりくみが広がっています。福岡市、埼玉県・所沢市、新座市、朝霞市などは、2011年度の国保料(税)引き下げに道を開きました。取り組みを紹介します。

【福岡市】市は1月19日、国保運営協議会に11年度の国保料を1人当たり年2千円引き下げることを諮問し、運協は諮問どおり引き下げを答申することにしました。07年、高すぎる国保料を引き下げるため、日本共産党や民主団体などで構成する「国保をよくする福岡市の会」を結成し、今日まで27万人(人口の約20%)の署名を集め、08年度、09年度と国保料の引き下げを実現しています。共産党と「会」は、3月議会、6月の料率決定に向け、さらにとりくみを強める計画です。

【新座市】08年度、後期高齢者医療制度の実施で国保が赤字になるとし1人平均1万2千円の値上げを強行。しかし、決算で8億8千万円の黒字となり、共産党は国保引き下げの条例案の提出や引き下げの署名にとりくみ、昨年3月議会で10年度1人平均年6千351円の引き下げを実現しました。
市議団は12月議会でさらなる引き下げを要求し、ことし1月には市長に要求。市長は繰越金を活用し、1世帯当たり6千円の引き下げ条例案を3月議会に提出すると表明しました。

【所沢市】国保運協は昨年11月、1人当たり年間5千円を引き下げる答申を発表し、2月議会に関連議案が提出される予定です。08年、後期高齢者支援金を国保加入者にすべて負担させたため、1人当たり2万3千円の大幅値上げに。共産党は社保協とともに引き下げ運動 (5千500筆の署名) を展開しました。大幅値上げのため10億円余の繰越金が発生し、市議団は10年3月議会で引き下げ条例案を提出しました。否決はされましたが、市長が「見直し」を約束したものです。市議団は、さらなる引き下げを求めることにしています。

【朝霞市】11年度の国保税を1人年2千円引き下げることを決めています。

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