市議団だより−議会&市政の報告
【12.03.19】3月議会・・大村市議の一般質問(2)
医療体制の充実を
3月議会での大村市議の一般質問の内容をお伝えします。
地域ごとの「医療の量」を規定するのに、数値基準が定めてられているのは病床数です。
国の指導のもと、県が策定する地域保険医療計画には県内を12の「医療圏」に区分けして、それぞれの圏域内の病床数が定められています。豊田市とみよし市をエリアとしているのが「西三河北部医療圏」です。
これまで、豊田市は、「(西三河北部医療圏は)基準病床数に、ほぼ足りている」事を最大の根拠として、「医療施設や医療機関は不足していない」という認識を示してきました。
そこで、大村市議は、「基準の病床数はどれだけで、それに対して実際にある病床数はどうなっているか」と質問しました。
そこで、大村市議は、基準病床数よりも542床も少ない現状というのは、市民の実感ともあっていると述べ、市がこの間、かたくなに述べてきた「医療施設や医療機関は不足していない」という認識のほうがズレているとただしました。
市の答弁では、「救急患者のたらい回し」や「出産する施設がなくて妊婦が困っている」という問題は発生していない等を理由に、あくまで「受診の機会は確保されている」と強弁しました。
大村市議は、地域医療センターの方針をただすとともに、豊田厚生病院の医療従事者の労働条件改善で、医療の質の向上を行うよう、市が積極的に意見を述べる事を求めました。