市議団だより−市議団の主張

【12.07.04】2012年度子育て白書、若者白書が閣議決定

 2012年度の「子ども・子育て白書」と「子ども・若者白書」が閣議決定されました。
「子育て新システム」について延々と述べるなど、重大な内容もありますが、現状のデータは子育て世代が直面している問題の特徴をあらわしています。

50歳時の未婚率が過去最高に
「子育て白書」によると、未婚化・非婚化の進行がつづき、生涯未婚率(50才時の未婚率)が過去最高になりました。図表①)。
子どもの相対的貧困率も、日本は27位と高い割合であり、とくにひとり親家庭での困窮ぶりがハッキリと示されています。
 依然として厳しい女性の就労継続の問題も深刻です。出産前に仕事をしていた女性の約6割が出産を機に退職しています。しかも、仕事を続けたかったが、仕事と育児の両立が難しいという理由で、四分の一の女性が仕事をやめています。

減るばかりの所得、将来の不安も増大
「若者白書」では「働くことへの不安」として、「老後の年金」や「十分な収入が得られるか」が大きな不安となっています。
また、図表⑤をみると、20代では200万円台前半の雇用者が多くなり、30代では300万円台へ低所得層にシフトしていることがわかります。


 

 

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