市議団だより−議会&市政の報告

【13.05.05】岡信の調査月報に見る中小下請企業の声

中小企業にはアベノミクスはあまり関係ない

 アベノミクスの恩恵は、下請けの中小企業にどのような状況をもたらしているでしょうか。
岡崎信用金庫「調査月報」5月号の「お客様から寄せられた声」に、県下の中小企業の複雑な実態がのっていました。特に自動車関係の「声」をご紹介します。

○自動車メーカーは為替の円安と販売の好調で業績が好転している。だが、末端企業までその恩恵 が及んでいない。末端も良くなることを願う。(自動車部品)
○生かさず殺さずの日本。主従関係が数字のみで割り切られ、義理・人情・思いやりがなくなり、 人間関係がドライになりつつある。○か×か。△がなくなる時代だ。(金型部品)
○円安で自動車輸出が好調。受注が増加した。一方でエネルギーコスト(ガス代・電気代)と原材 料価格が上昇した。(自動車部品)
○毎年1月〜3月、自動車は受注が増加する次期だが、今年はエコカー補助の打ち切りで受注が伸 びなかった。(自動車部品)
○中小企業にはアベノミクスはあまり関係ない。「大企業がボーナス増やす」とか「ベア」の発表 がいちばん怖い。中小企業ではボーナスアップもベアもできないから。合理化も困難、受注単価 のみ切り下げられのでは…。(自動車部品)
 

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