市議団だより−豊田のまちから

【13.05.25】「慰安婦」発言・・首相の間違った歴史認識と同じ

 日本軍「慰安婦」問題では、軍の関与と強制性を認めた「河野談話」の見直しを安倍首相が主張しています。国会で志位委員長は「『河野談話』は強制性を立証する文書を見つけることはできなかったことを前提に、『慰安婦』とされた人たちの証言の真実性にもとづいて、政府として強制性を認めたものです」と指摘し、政府が「談話」を継承する限り、“文書がないことをもって事実がなかった”という議論を「肯定する余地はまったくない」と主張しました。
 このなかで志位氏は、「談話」作成に直接かかわった石原信雄元官房副長官が強制性を立証できる物的証拠はみつけられなかったとしつつも、聞き取り調査を踏まえ「意に反して『慰安婦』とされたことは間違いない」と証言している事実を示しました。
 日本の戦争が「不正・不義の侵略戦争だった」という戦後世界秩序の土台を覆す「談話」の見直しの安倍氏の主張に、「日本が世界とアジアで生きていく立場を失うことになる」との厳しい批判があり、「橋下発言は撤回を」と抗議されるのも当然です。

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