市議団だより−豊田のまちから

【14.08.07】原水爆禁止世界大会 参加報告

大村よしのり市議、国際会議で発言

   2014年原水爆禁止背化大会は、2日から広島市での国際会議をかわきりに、4日〜6日世界大会広島、8日〜9日世界大会長崎を開催しました。
 豊田市からは、大村よしのり市議、新婦人豊田支部の代表として土屋まゆみさんが参加しました。また、豊田市にある中京大学で研究活動をされている坂本龍雄教授も参加しました。
 今年の「世界大会」の大きな特徴は、国連を代表してアンゲラ・ケイン軍縮問題担当上級代表が6日の世界大会・広島閉会総会に参加して演説し、潘基文(パンギムン)事務総長のメッセージを伝えた事です。さらに、国際政治で核兵器全面禁止を主導するオーストリアの軍縮大使、核保有国をNPT条約違反で国際司法裁判所に提訴したマーシャル諸島共和国の大使など、国連と政府代表の有力な代表が参加した事です。
国際会議では、活発な討論が行われ、大村よしのり市議も討論に参加して、提案を行いました。
◆国際会議での大村市議の発言要旨
 NPT再検討会議NYの国際的なデモンストレーションに、参加者が一致して訴える事のできる「言葉」が必要ではないかという提案をします。
核兵器禁止条約の話し合いのテーブルにつく事に否定的な核保有国に対して、核兵器の非人道性からのアプローチは、有効な力を発揮しています。この非人道性アプローチを簡単な「言葉」で表現して、運動的に訴える事ができるようにしたら、大きな力を発揮すると思います。
一つのヒントとして、被爆者の詩人、峠三吉の詩、「人間をかえせ」を、この「言葉」に生かせないかと考えます。発言の中で、アメリカのサリー・ジョーンズさんは、「私の国は、他国を核兵器で攻撃した唯一の国」として、「世界から核兵器をなくすには何が必要か」「私にはなかなかわからない」と自問しながら「考えうるあらゆる行動が必要だ」と決意をのべられました。このような思いのアメリカの人々とも一致して訴える事のできる「言葉」が必要です。
詩人、峠三吉の詩は、最初、「ちちをかえせ、ははをかえせ」から始まります。そして、「にんげんをかえせ」と昇華させ、「へいわをかえせ」と結びます。私は、被爆者の息子、被爆二世ですが、日本の被爆者運動は、報復を求めずに核兵器廃絶を訴えてきました。「人間をかえせ」と言う叫びは、まさに、核兵器の非人道性を訴える言葉として、有効な力を発揮するものだと思います。一つのヒントとして、提案します。

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