市議団だより−豊田のまちから

【16.09.01】第29回豊田市平和を願う戦争展開く

1,100名参加、次世代に平和の尊さを訴える

   8月20,21日 第29回豊田市戦争展を豊田産業文化センターで開催しました。今回は4月に実施した第16回平和リレー講座の高橋地域と松平地域への現地調査の成果として「矢並町にあった陸軍弾薬庫群跡」「広川町の8名死亡した被害」「B29墜落地」などを紹介し、これまでの各地域での展示と合わせて見ていただきました。
 また「原爆の恐怖がトヨタ工場に」と証言された終戦前日のトヨタ爆撃について引き続き今回も展示し関心を高めました。米空軍資料、故豊田英二さん関係の証言、トヨタ工場周辺の関係者証言、模擬原爆の破片などは新たな展示は見学者に衝撃を与えました。さらに展示でアジアへの侵略戦争と中国での残酷で非人間的な戦争の実態、また沖縄へ新たな基地などの押し付けに対する激しい現地の闘いの紹介、核兵器なくせと全国での取り組み、憲法9条を守れの運動等を見ていただきました。
 特別企画としての戦争体験を聞く会は5名の方の、生々しい証言に耳を傾けました。岩本馨さん(桑田和町)は「次世代に伝えたい戦争体験と平和の尊さ」天野克之さん(矢並町)は「矢並一帯が弾薬庫」上野茂男さん(双美町)は「東京下町での空襲をくぐり抜けて」永田暉さん(小坂町)は「少国民の戦争体験」仲條幸満さん(宮口町)は「満州での体験−親切な中国の方に助けられて」が証言されました。
 また文書で村山治枝さん(御立町)は広川町爆撃の目撃談を寄せられました。これらの戦争体験者の証言は平和にとって宝物であり語り継いでいきましょう。

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