【16.09.29】９月議会の質疑報告

保険あって介護なし　４５２人が待機

　介護保険制度は、いまだに「保険あって介護なし」と言われる問題点が解決していません。平成２７年度で制度の改悪が実施され、特養ホームへの入居基準は要介護３以上の重度の要介護に限定されました。重度の人が入れるように、要介護１．２の人は外すというのが改悪当初の説明でした。
　ところが、答弁によれば、２７年度末で、待機者は４５２人にもなるとの事でした。重度の人でも入れないということです。しかも、この保険は任意加入ではなく、高い保険料を払うのは義務となっているのに、自治体のほうは特養ホームに入所できるようにする義務を果たしていません。これで保険制度と言うのでは、詐欺というほかありません。