<< Webだよりの目次に戻る印刷用画面 >>

【01.04.29】侵略美化の歴史教科書、生の証言を聞くべき ◇コラム

 侵略戦争を美化する中学歴史教科書が検定を合格したことに対して、アジアの諸外国から強い怒りの声が起こっています。私は、かつて、マレーシアで会った鄭来(テイライ)さんのことを思い出します。
 鄭来さんは、戦前、日本軍による村民皆殺しにあった村の生き残りで、当時六歳だったといいます。証言のあかしとして、目の前で上着を脱ぎ、背中から胸にかけて銃剣で貫かれた傷跡を見せてくれました。「年月がたって、もう、日本のことを恨んではいない。でも決して過去自分たちがやったことを忘れないでほしい」との言葉に胸がしめつけられました。侵略戦争を美化する人達に、このようなアジアの人々の生の証言を聞いてほしいものです。

<< Webだよりの目次に戻る印刷用画面 >>

▲ このページの先頭にもどる

トップページに戻る