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【03.06.01】平和リレー講座・松平のB29墜落跡など視察 ★画像あり

 五月二十五日(日)、豊田市平和委員会、新婦人の会豊出支部、「豊田・トヨタにも戦争があったを記録する会」が主催する第三回平和リレー講座が実施された。今回は戦時中米軍の爆撃を回避するため、軍部指導下のトヨタが軍需に応じ、半地下工場である「疎開工場」を建設した、その跡を追跡することと、一九四五年一月、松平に墜落したB29墜落地点の訪問であった。水源公園へ集まった参加者十五名は、最初に半地下工場が建設されたとされる「平山工場」跡地で、東社宅・豊和寮・豊南中学付近を探索。開発が進み、その痕跡を十分探ることはできなかったが、利益追求のためには手段を選ばず広大な地域を手に入れ、多くの民問人、学徒・囚人・植民地支配下の朝鮮民衆を駆り出し、軍部の要求に応えようとした戦時下の大企業の姿勢をうかがうことができた.
 B29墜落地点には、当時のありさまを赤裸々に見閲した地元の人の「残しておきたい私の記憶」という文が掲示されている。それを読み解説を聞いたあと、落下地点現場の竹藪の中まで足を踏み入れた。『戦争の悲惨さ、無謀さ、再び戦争を起こしてはならないとする地元市民の想いの深さを再認識した。また「戦争をしない国から戦争をする国へ」と転換させていく「有事法制」がいかに危険で、時代の流れに逆行するものであるか、恒久平和を理念とする憲法の大切さとその擁護の必要性を改めて考える機会となった。』と参加者のひとりは語った。(文責松原)

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