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【03.07.01】6月市議会の結果を報告します

●住基カード…国民監視の道具になる危険指摘し、反対
住基ネットの仕組みそのものを中止することを強く求めます。今回の「住基カード」の導入は、利用条件が整備されないまま市民と自治体に新たな負担をおしつけるものになると思います。最も危惧されるのは、政府に番号で管理される手段になりかねないということです。さまざまな個人情報が住民票コードを介してつながることになります。国民一人ひとりの個人情報が中央の情報センターで一元的に把握でき、国民監視の道具として使えることになります。こんな「住基カード」に反対しました。
 ●小中学校の二学期制…教育長の「独断専行」をいさめる
 保守系議員の一般質問に答える形で、教育長が2004年度の4月から2学期制を導入すると突如発表。来年度からやると言う一方で、教育長の教育行政方針や教育委員会の重点目標のどこにも2学期制についてはふれられていません。現場の校長先生たちにも十分な説明はありませんでした。2学期制への変更が、受験をひかえた子ども達にどう影響するかも心配です。こんなすすめ方は、教育長による「独断専行」だと、強く批判し、市民の声を聞いて「来年四月から」の変更もふくめて検討することを強く求めました。
 ●幼・保移管先選考委員会条例…市民公募なし、公開なし。市の追認機関になる危惧を指摘して反対
 小泉内閣による「構造改革」は医療、介護、福祉、教育、保育など、従来、主として公的ないし非営利の団体によって行われていた分野に「市場原理」の企業が参入できるようにして、自由に儲けのための事業展開ができるようにすることです。一連の民間移管の計画は、その後の、営利企業化への一里塚になりかねません。条例案は、移管先を選考する委員会にもかかわらず、委員の公募も委員会の公開も行わない。これでは、市当局の提案、意向を追認する機関になってしまう危険が強いと反対しました。
 ●障害児教育に関する意見書…県に養護学校への予算増額を求めて全会一致で採択
 愛知県では、障害児が通う県立養護学校の多くが全国の中でも「ワースト10」に入るマンモス校。豊田の知的障害の子ども達が通っている三好養護学校でも、「通学バスが少なく、片道1時間半も乗らされている」「教室が足りなくて、音楽室や保健室をつぶして使っている」「雨の日に小学部の使える体育館がなく、廊下や玄関先で体育の授業をやっている」など事態は深刻。3830名の署名が付いた父母からの陳情をうけて、「教室不足の解消」「スクールバス」などに予算を増額するよう、県に意見書を全会一致で上げました。

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