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【04.02.11】トヨタ総行動  ベアゼロと下請け単価引き下げの元凶…トヨタは社会的責任果たせ! ★画像あり

 二月十一日、全労連、愛労連などの呼びかけで「04春闘トヨタ総行動がくり広げられました。早朝七時半から本社前と元町工場前では、出勤するトヨタの労働者にチラシを配りながら「トヨタで大幅な賃上げを勝ち取ろう」と、呼びかけました。
 トヨタ自動車は今年一・五兆円もの利益が予想されながら「ベア議論は決着済」と言っています。賃下げと下請け単価の引き下げは国民のくらしと地域経済を破壊し、不況をいっそう深刻にしています。トヨタの「ベアゼロ」は日本中の企業に影響を与えています。百億円の利益をあげているJR東海でも「わが社より巨大な利益をあげているところでも賃上げしていない」とベアを拒否しました。
 このように全国の労働者にとっていまやトヨタのベアゼロが賃上げ交渉の重石になっています。この日、トヨタ総行動に参加したのは東京、神奈川、埼玉など関東、石川、福井など北陸、そして東海各県など全国からバス十八台、千三百人が結集しました。トヨタで賃上げを打開することが全国の労働者の賃金と労働条件を改善する道であるとの思いでかけつけました。
 この日、早朝のトヨタ門前での宣伝にはじまり、十時半からは豊田市内の山の手公園で集会がもたれました。全労連の生熊副議長、愛労連の見崎議長らが主催者を代表してあいさつ、日本共産党の八田ひろ子参院議員は来賓あいさつで「大企業があたりまえの事をあたりまえにやりなさい!」と訴え。サービス残業や下請けイジメの実態を告発し、トヨタが社会的責任を果たすよう求めました。トヨタで働く労働者を代表してあいさつした若月忠夫氏は、「トヨタの新年の機関誌で社長は、社員に対して社会的な責任を十分に自覚して仕事をするように求めている。会社こそが社会的責任をきちんと自覚すべきだ」と告発し、巨額の利益をあげながら労働者や下請けに還元しようとしない「反社会的」姿勢を糾弾しました。
 集会後、山の手公園からトヨタ本社までデモ行進を行いました。千三百人のデモ行進の列は近年、豊田市内では見ることのなかった長く、迫力のあるデモとなりました。行き交う街の市民も手を振って応援するなど、不況を吹き飛ばす願いが込められていました。

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