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【04.03.07】体験型の運転研修施設、方針大きく見直し
「交通安全教育施設」について大きく見直しされた基本的な方針が示されました。内容は一口に言って、現在ある交通公園のリニューアルの範囲という位置づけです。
もともとこの計画は、豊田市管内で交通事故死が多いので、ドライバーの再教育のための施設が必要として市が重点計画にあげていた「運転研修施設」が出発点です。ところが、具体的になってくると、十�如�百億円もかける豪華巨大施設の案に変貌していました。今回のように大きく見直したことは懸命な判断だと言えます。しかし、自動的に見直しがされたものではありません。この問題について、日本共産党の大村市議が議会でとりくんできた内容の推移を見てみましょう。
●二００一年三月
全議員に当時の企画部企画課から発行された「（仮称）交通安全教育施設整備構想」が配布される。内容は、事業規模として施設の広さは五ヘクタールから十ヘクタール、豊田スタジアムの建設面積が四ヘクタールですから、スタジアムの最大 二・五倍の広さを想定した計画もの。事業費については五十億円から百億円。豊田大橋が 百十億円ですから、最大豊田大橋分ぐらいの税金を使うという計画書になっていました。
●二００一年九月
大村市議をはじめ一人会派の議員が連名で説明のための議員全員協議会の開催を議長に求め、市長出席のもとに会議が開催されることに。その席で、大村市議が、「市民にはほとんど知らされていない。百億にもなるような事業を今年度中に基本計画までつくってしまうというのでは、市民に意見を聞きながらすすめていくというスタンスと全く違うではないか」とただしました。追及を受けた市長は、「そもそも市がやるのか、国や県や民間がやるのか、これから検討していくこと。計画の策定スケジュールは、全くの白紙だ」と苦しい答弁に終始しました。
●二００二年九月議会
議員全員協議会で市長が「スケジュールは白紙」とした後も市議会では多くの与党議員が計画推進を求める提起を繰り返しました。
日本共産党の大村市議は、九月議会で交通事故防止と交通安全の全面的な政策を対置しながら「市が行う政策の順位としては相当後でもよい、もっと先にお金をかけてやるべき施策があるのではないか」と提起し、「計画は根本から考え直すべきだ」と強くせまりました。
市長答弁は「構想そのものをそのまま丸ごと行いません」、「いわゆる体験型と言われるものをどうするか」検討している、「必要な交通安全施設はつくりたい」というものでした。
このような議会でのやりとりがありましたが、少なくともその後もふくめて今日まで与党議員がこの計画の推進をもとめた一般質問は五回以上を数え、この計画の基本設計策定費も予算化されてきました。
●二００三年四月
豊田市議選で日本共産党・大村市議は「税金のムダづかいを改め、福祉・教育を予算の主役に！」をかかげ、体験型の運転研修施設のムダづかいを市民に訴え、計画の根本的な見直しを提起しました。今日に至る計画の見直しになりました。
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