<< Webだよりの目次に戻る印刷用画面 >>

【04.05.19】純利益一兆円の大もうけのウラで死亡災害発生

トヨタは個人責任にすり替えず「生産第一主義」を今こそ見直せ

 五月十二日、トヨタ堤工場でトヨタ自動車社員の鹿島啓資さん(33)がプレス機を点検中、プレス機が突然動きだし、上半身を挟まれて死亡するというニュースが一斉に報道されました。

◆◆「安全、安全」と会社は言うが実は生産第一主義じゃないのか!
(トヨタ労働者の声)◆◆
 この悲惨な労働災害にたいして「残念だ」「人ごとではない」「以前はその機械に安全マットがあったのに」など、同職場から怒りの声がわき起こっています。「ウッカリ、ボンヤリは誰にでもあるし、そうなっても大丈夫な安全装置が必要じゃないのか」「生産、生産であおられて、つい、という事もある」などなど…。
生産第一主義を今こそ見直すべきです。

◆◆国際競争力強化のもとで増え続ける労働災害◆◆
 国際競争力強化のためと、正規労働者を期間工や派遣社員に置き換え、慣れない作業で骨折や火傷、エレカの接触など、労働災害が多発しています。
不良品を一個もつくるなと、長時間の緊張した作業は、精神的にも肉体的にも労働者を追い立てます。「人間の命は地球より重い」!労働者の命を奪う儲け主義を今こそ見直し、安全に働ける職場に改善することが必要です。

◆◆保全・修理作業は必ず複数で◆◆
 過去において、保全、修理作業のなかでの死亡災害が何件か発生しています。
一人作業のため発見が遅れ、亡くなられた方もいます。「少数精鋭」のスローガンのもとで、人員削減がすすめられ、一人作業を余儀なくされているのが現状です。
保全、修理作業は必ず複数で行うため、必要な人員を、会社は責任をもって確保することが強く求められています。

<< Webだよりの目次に戻る印刷用画面 >>

▲ このページの先頭にもどる

トップページに戻る