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【04.06.14】原爆模擬爆撃の被災を聞く ★画像あり

平和リレー講座が渡合町を訪問

四月二十九日、「平和リレー講座」の集会が豊田市渡合町のお寺で開催されました。豊田市平和委員会や「豊田・トヨタにも戦争があった!を記録する会」などが開催したものです。
一九四五年八月十四日、あと一日で終戦というこの日に、豊田市は米軍による三発の爆撃を受けました。一発目は、トヨタ自動車の前山住宅南、二発目がトヨタの会社敷地内、三発目は矢作川と巴川の合流地点上流右岸の河床でした。「豊田市平和を願い戦争を記録する会」が米軍資料によって調査した結果、これらは、原爆投下の模擬的爆撃として実施されたことがわかりました。爆弾の規模も5トンと大きく、型は長崎に投下された「パンプキン」と同型で黄色い色をした爆弾。中身が火薬か核兵器かの違いだけだったといいます。
「平和リレー講座」の当日は、渡合町で被災された住民の方々が当時のなまなましい体験をお話しされました。爆弾投下で渡合町の十二戸が焼失したこと。B29が上空を旋回し、爆弾投下の時にはセミが鳴くようなシャーシャーという音で、黄色い色の爆弾を目撃したこと、お寺やその前の大杉にも火が回り、あわてて本尊の観音様を持ち出したことなど、貴重なお話しが聞けました。
「平和リレー講座」では今後も豊田市内の戦争遺跡を訪ねる活動続けるとしています。

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