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【04.08.08】トヨタは過去最高の利益を上げているのに

法人市民税は12億円の減

 毎年、九月市議会に提出される議案が昨年度一年間の「決算」です。一年間の税金をはじめとした市の収入、それをどのように使ったのかという支出を審議します。市議会の大きな役割の一つは、「税金の集め方と使い方」を市民の立場からチェックするという事ですから、この決算審議は年度を始める前の予算審議と合わせて重要な議案となります。
平成十五年度の決算状況の概要が市議会に報告されました。それによると、市の収入である「歳入」は前の年度である平成十四年度にくらべて三十五億円余の減となっています。増えた項目、減った項目を相殺して三十五億円減ですが、一番減額が多かったのが市税の六十四億円余の減となっています。
減額の内訳のうち、大きなものを見てみると法人市民税十二億円余の減、事業所税四億円余の減、固定資産税四十五億円余の減となっており、個人市民税は四千万円余の減でほぼ横ばいでした。
法人市民税が前年度に対して十二億円余少ないというのは、詳細な資料がまだ出されていないので分かりませんが、よくチェックする必要があります。トヨタが過去最高の収益を更新しているなかでの法人市民税の決算です。なぜ、十二億も減額になるのか。下請企業がおさめるべき法人市民税はどうなっているのか、つまり、収益はどうなっているのか。九月議会での決算審査が重要になってきています。

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