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【04.10.03】米価が大変なことになっている ◇コラム

「大村よしのり雑記帳」

 このところお米を買いに行って、「少し安くなったのかな」と思っていたら、農家のところでは大変になっているようです。
 八月と九月に行われた米価格センターの入札では、どの銘柄も一九九0年に自主流通米入札が始まって以来の最安値。自主流通米価格全体はピークの六割、三十年前の生産者米価と同じだと言います。このままだと、中国米の輸入原価以下の銘柄もでてくると言うことです。 
これまで、政府は減反を強制するばかりで、なんの対策もとってきませんでした。「市場原理」にまかせていけば、国産のお米は生産コストを大きく割り込み、その意味で再生産が不可能な農家がいっそう拡大するでしょう。どの国でも、自国の食糧をまもるために、必死に対策をたてています。「主権」にかかわる問題です。この点から見ても、小泉政権は国政を担う資格があるのか、疑問を提示せざるを得ません。

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