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【05.03.28】「豊田9条の会」結成 ★画像あり

住職、医師、研究者ら呼びかけ

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 大江健三郎氏や井上ひさし氏ら日本を代表する著名九氏が憲法を守る一点で力を合わせようと結成した「九条の会」に呼応して、「豊田九条の会」の結成総会が三月二十七日、豊田勤労福祉会館で開催され、百二十人が参加しました。
同会は、昨年来から準備されてきたもの。昨年、十一月二十七日には、九氏のアピールに賛同する野外イベント「ピースライブ in豊田」が開催され、その参加者が中心となって、市民に広くよびかけられて結成にいたったものです。
総会では、会の目的や活動内容が議論され、「今後、憲法九条の改定に反対し、憲法を守るという一点で幅広く手をつなぎ」活動をすすめることが確認されました。
役員には岩田道子(元県婦人相談員)、梅村浩司(豊田法律事務所弁護士)、松原勝巳(年金者組合豊田支部)の各氏を代表世話人に、また、二十一人の各界の多彩な人々を世話人に選出しました。
あいさつで、代表世話人の岩田道子さんは「この道は大道です。いま立っているのが道。動いていくのが道という確信をもちました。この運動にとどまるところはありません。」と、トヨタに働く人たちにも広く呼びかけるなど、今後の奮闘を訴えました。
「私の憲法九条」をテーマに、医師の鈴村鋼二氏、研究者の石川賢作氏ら五氏が発言。石川氏は、敗戦直前の「満州」で、学徒の動員によって、遺書を書いてソ連軍に突撃する直前だった自身の体験を語り、「何も知らされないまま、『犬死』を強要された。その時、すでに関東軍の幹部はいち早く日本に逃げ帰っていた。戦争とはそういうもの。二度と、このような過ちを繰り返させないためにも憲法の九条をしっかり守っていきたい」と語りました。
総会後、小林武・愛知大学法科大学院教授が記念講演を行いました。

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