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【05.05.11】大村市議、ニューヨークで核廃絶署名提出 ★画像あり

核兵器のない世界へ−国連NPT会議にむけて行動

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 5月二日から国連本部で開催されている核不拡散条約(NPT)再検討会議に核兵器廃絶を訴えるため、日本原水協代表団の一員としてニューヨークを訪れた大村よしのり市議。各国の政府や運動の代表、アメリカ市民と交流しました。
 一日、NPT会議開会前日に、米国の平和団体「廃絶二〇〇〇」と「平和と正義のための連合」(UFPJ)が主催した行進と集会に四万人以上が参加しました。日本からかけつけた原水協代表団は八百人以上、そのうち愛知県からの代表団は七十人をこえました。行進の先頭には秋葉忠利・広島市長や伊藤一長・長崎市長、被爆者らが立ち、国連本部近くから集会会場のセントラルパークまで三・二キロを二時間近くかけて行進。国連前ではメキシコのデアルバ大使が隊列を迎えて一緒に行進してくれました。
大村市議も「NO MORE WAR」「なくそう核兵器」と書いた横断幕をもって国連本部ビルの回りを行進しました。
 大村市議は、ニューヨーク訪問に先立ち、サンフランシスコに立ち寄り、現地の平和運動家と交流しました。また、カリフォルニア大学バークレー校やサンフランシスコ州立大学のキャンパスで署名活動を取り組み二百数十筆の署名を集めました。大村市議はこれらの署名を含め、日本で取り組んだ分を合わせて「被爆六十年。いま核兵器の廃絶を」の署名をセントラルパークでの市民集会に届けました。
日本代表団から提出されたこれらの署名は五百万筆を超え、日本原水協の高草木事務局長と名古屋大学名誉教授で被爆者である沢田昭二氏にたくされ、四日、国連総会の会場でドゥアルテNPT会議議長に伝達されました。
 大村市議は、ニューヨークのセント・ジョン・ザ・ディバイン大聖堂で開催された公開シンポジウムに参加。会場では、アメリカの著名な平和運動家でパネリストもつとめたジョセフ・ガーソン氏と交流し、意見を交換しました。かねてより交流のある氏と懇談で、今年の原水禁世界大会での再会を誓いあいました。 
シンポのパネリストとして発言したエジプトのマゲド・アブデラジズ国連大使は、再検討会議に提出される「いま、核兵器の廃絶を」署名に言及。「道義的な責任感を強く感じさせる。各国政府にも圧力をさらにかけるものだ。みなさんが私たちに支持を寄せていることに感謝し、そのエネルギーに敬意を表したい」と述べました。
核兵器の全面禁止は、ついこの間まで理想論とか、夢のような話といわれてきましたが、いまでは、国際政治の舞台でも圧倒的多数の主張となっています。西側諸国でも少なくない国が、前回のNPT会議でアメリカ自身も合意した自国の核兵器廃絶を達成するという「明確な約束」を実行すべきだと述べています。ローマ法王庁は、かつて「核抑止力」を認めていましたが、その代表もいまは「真の核軍縮への明確な約束」こそ必要だと発言しています。
今回のNPT会議では、ますます、そのような流れが鮮明になっています。しかし、核保有国、とりわけ道理や理性を欠いた米国ブッシュ政権は、このような世界の流れに逆流をつくっています。
大国の横暴をおさえて、核兵器廃絶を実現するために、被爆六十年の原水禁世界大会にむけて草の根からの運動をいっそう広げていくことが求められます。

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