<< Webだよりの目次に戻る印刷用画面 >>

【05.10.02】中小零細業者の七割は赤字

おかしいぞ!空前の利益を上げた大企業からの税収が、六十六億円も少かった

 十六年度の豊田市一般会計決算について、大村市議は、企業からの税収(法人市民税)について質問しました。
 法人市民税は、前年に比べ六十五億円余も少なくなっています。大村市議は、法人の規模別に税収を問いました。
答弁では、一番の大企業である一号法人が、前年度比六十六億円余の減、他は、二号法人〜八号法人が五千万円の増、九号法人が五千九百万円の増というものでした。大企業からの税収減を中小零細事業者が補っているという構図です。
市内の大企業は、連続一兆円を超えて過去最高の利益を更新しているというのに、なぜ、これほど納税額が少なくなるのでしょうか。
一方、一番規模の小さい九号法人の納税状況についても詳しく問いました。九号法人は、市内で四六七一社あり、全事業所数の七割を占める「多数派」です。そのうち、利益が出て「法人税割」の税金を納税できた事業所数を問いました。
答弁では、一五二十社というものでした。中小零細の事業者の実に六十七%、約七割が利益が出ずに「赤字」の事業者だということです。
ここに、日本の税金のいびつで不公平な構図が端的に現れているのではないでしょうか。空前の利益をあげている大企業からは税金が少なくなっている。数の上では多数の中小零細の事業者は七割が利益も出ずに赤字になっている。それでも黒字になっているところは、重税で搾り取られて利益が出た分はしっかりと「取られている」。
どう見ても、おかしいと思いませんか。

<< Webだよりの目次に戻る印刷用画面 >>

▲ このページの先頭にもどる

トップページに戻る