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【05.10.02】入湯税問題で市が陳謝

市が条例違反にお墨付き

 大村市議の指摘で、重大な課税の誤りが明らかになりました。
 大村市議は、十六年度の決算書にある「入湯税」について、納税額を「一日一人百五十円」という入湯税で割算すると、四万人余だが、あまりに少ない人数ではないかとただしました。
 大村市議の調査によれば、市内の温泉事業者は、猿投温泉とほっとかんの二カ所であり、利用人数は、それぞれ三十六万人と十一万人あるというものでした。そのうち、実際に温泉を利用した人の人数は少なくなりますが、十分の一という納税人数はあまりに少ないという指摘でした。
 市当局の答弁によれば、「入湯税の条例を制定した平成二年当時、猿投温泉の日帰り入浴については課税しなくても良い」という「承認」を与えてしまっていたということです。ところが、平成九年にほっとかんができて、日帰り温泉入浴施設ができましたが、こちらからは入湯税を徴収していたというのです。
 大村市議は、二つの問題があると指摘しました。
一つは、市当局が、事業者に対して、条例に基づかず、運用のなかで、「日帰り客」分は「減免」する行為に承認をあたえてしまった。つまり、条例違反を市自らが承認するという誤りが平成二年から平成十六年までの十四年間にわって是正されずにきたという事です。二つは、一方の事業者からは入湯税の徴収を減免し、一方からは条例どおり納税させる不平等な扱いをすることとなった。つまり、納税における不平等な扱いを平成九年から十六年までの七年間にわたって続けてきたということです。
市当局は、この指摘を受けて、誤りを認め陳謝し、「市民に事実を公表し、陳謝する」ことを約束しました。

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