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【05.10.09】中越地震の教訓を視察…大村市議の報告 ★画像あり

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 十月四日から六日にかけて、日本共産党の大村よしのり市議は、市議会「災害に強いまちづくり特別委員会」の一員として、新潟県十日町市、柏崎市、福井県福井市の行政視察に出かけました。
 大村市議の視察報告第一弾として、十日町市のもようをお伝えします。十日町市は、昨年十月の中越地震で大きな被害を受けた地域です。その体験や教訓を行政の立場から聞いたものです。
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●地震発生時には、庁内の防災無線のあるところまでたどりつけずに、県や地域との連絡がすぐにとれなかった。
●市役所に自家発電施設をもっていたことは有効だった。
●市役所の車庫や倉庫のシャッターが、電動で動かず、開かない事態に陥った。壊して出した。
●豪雪地帯なので、これまで雪に対する対策は十分にとっていたが、地震には全く経験がなかった。避難所を設置した経験がなかった。市内に避難所は64カ所を指定してあったが、多くが、すぐ使えなかった。カギ所有者がいない。ガラスが飛散して使えないなど。24カ所は使われなかった。
●学校体育館が避難所に指定してあったが、もともと、難所に使うことを前提に設計していない。すぐにトイレが足りなくなった。建物の目的だけでなく、防災面を考えて設計しておくことが必要ではないか。
●電話は、「制限通話」つながりにくくなる。行政は災害優先回線をもっているが、少なかった。災害の時には早く回線拡張をNTTに要請すること。また、携帯はつながらなかったが、メールは有効だった。
●救援物資を、何を何処にいくつ保管したかの在庫管理表を記帳した。それが重要だった。避難所からの要請に応えて手配するのに、大変有効だった。
●自家用車避難の人達へ、ローカルFMの機材で、5日後から発信できたのは有効だった。

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