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【05.11.24】9条の会・小森東大教授が豊田で講演 ★画像あり

憲法9条守る共同広げよう

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 「勤労感謝の日」の二十三日、豊田産業文化センターで豊田九条の会などが主催する「映画と講演のつどい」が開催され、会場は参加者であふれました。
 前半は、ジャン・ユンカーマン監督の映画「日本国憲法」の上映。憲法とは誰のためのものか、戦争の放棄を誓った前文や第9条をどう考えるのか。平和憲法の意義について、世界的な知の巨人たちがインタビューに答えた映像を編集したものです。世界から見た憲法九条の意義が深くとらえられた内容でした。
 後半は、小森陽一東京大学教授(「九条の会」事務局長)の講演でした。
 小森氏は、「九条改悪がアメリカの無法な戦争に加担し続ける日本にする危険性を、私たちが周囲に伝えていくことが大事だ」とのべ、自民党の改憲案を紹介しました。
さらに、一九九九年以降の戦争する国への一連の動きや、イラク攻撃などにふれ、九条改悪を迫るアメリカの世界戦略は、「集団的自衛権をタテにとり国連中心の平和秩序を破壊するもの」と強調しました。
また、「東アジアはベトナム戦争以降平和なんです。日本が憲法九条を持っているから。九条は一国平和主義ではない。東アジアの平和を支えてきた。そのことを朝鮮半島の人たちも、中国もロシアの人たちも知っている」と、九条が戦争抑止をもたらしていることを強調。国の争い事を武力を使わずに話し合いで解決する世界にしていくために、日本での九条の会の運動の重要性を強調しました。最後に、「自分の言葉で九条の大切さを回りの人たちに語っていこう」と、話を終えました。
不登校の親の会の運動している大村美恵さん(四十九)は、「憲法9条の2項がとても大切だとわかりました。自民党の改憲案はここを変えてしまおうということなんですね」と感想を述べ、憲法を守る運動に取り組んでいきたいと語りました。

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