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【05.11.30】トヨタシンポが開催される ★画像あり

大企業の社会的責任を追及

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 十一月二十七日、豊田農村環境改善センターにおいて第二十二回トヨタシンポジウムが開催されました。愛労連などでつくるトヨタ総行動実行委員会が主催したものです。労働者や住民、研究者など百二十人が参加し、討論をしました。
 基調報告で猿田正機中京大学教授は、トヨタの世界戦略や「トヨタ方式」の導入をすすめる外国企業の動きを紹介。「世界進出の一方で、組合つぶしや労働者へり『意識カイゼン(改善)』の押しつけに対する反発が世界中で起きています。トヨタの地元のたたかいの情報を世界に発信し、各国の労働者や市民の運動と連帯していくことが重要になっています」と述べました。
 討論では、「夫は、トヨタの下請けで働いています。トヨタの都合で仕事が大変になっています。三時間しか寝ないで職場に出かけることもしばしば。家族中で過労死を心配しています」(労働者の妻)、「自分の部署では、二十五人のうち、正規社員は十二人非正規従業員が十三人で、半数以上が非正規なんです」(トヨタ労働者)など、深刻な実態が次々と発言されました。
 日本共産党の大村義則市議は、「昨年度の大企業から市に入る法人市民税は66億円も少なかった。空前の利益をあげている大企業に税金を安くする不公平な税制は問題だ」と指摘、全労連の伊藤圭一氏が企業の社会的責任を追及する運動を提起しました。

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