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【06.06.25】小泉首相の靖国参拝中止を求める ★画像あり

 6月議会に請願書が出されました。請願者は、うの ていおさん、石川勇吉さんなど「平和を求める愛知宗教者の集い」のみなさんです。日本共産党の大村市議は、紹介議員となって、採択を訴えて積極的に議論を展開しました。
 大村市議は、まず、小泉首相に靖国参拝を止めるように求める声は、広い層に広がっていると指摘し、先日亡くなった後藤田元副総理が小泉首相に対して「個人の信条と首相としての立場を混交している。」と厳しく批判していた事を紹介しました。また、日本経団連の奥田名誉会長も今月、次期首相に靖国不参拝を求めたことを紹介しました。
 大村市議は、このように、靖国参拝を中止する声が広がっているのは、なによりも、この神社自体が、太平洋戦争で日本が行った侵略戦争を「正しい戦争」として内外に宣伝する最大の宣伝センターになっているからだとして、靖国神社に実際に調査に出かけて見てきた実態を示して、訴えました。
 靖国神社に設置してある遊就館という展示館では、戦前の日本の軍国主義の戦争指導者たちがのべた主張が、展示やドキュメント映画など、さまざまな方法で内外に発信されています。だからこそ、中国、韓国のみならず、アメリカでも、ニューヨーク・タイムズが大きな特集記事を組んで、「靖国史観は、ほとんどのアジア人、アメリカ人が受け入れることができない」ものと指摘しているのでます。
 小泉首相が参拝を繰り返すことは、日本政府がこのような考えに公認のお墨付きを与え、こういう考えで、国際社会で活動していきますと、内外にアピールすることになるわけです。
 戦後の国際秩序は、かつて日独伊が行った戦争が侵略戦争であったという共通の認識にたち、二度とこうした戦争を許さないという決意のうえになりたっています。
 大村市議は、靖国神社に首相が参拝することは、この戦後の国際秩序を土台から否定する行為にほかならないと指摘し、小泉首相がいくら、「心の問題」とか、「二度と戦争をしてはならない、そういう気持ちで参拝する」と口先で言ったとしても、参拝という行為そのものが客観的に持っている政治的意味が、日本外交を危うくするとして、請願を採択し、意見書を国に提出すべきだと強く訴えました。
 
 下の写真は、6/14に靖国神社に調査に出かけた時のもの。神社に併設されている遊就館のロビーには、日本軍が使用した武器が展示してあり、さながら「戦争推進博物館」のよう。

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