活動日誌−大村よしのり

【12.08.08】国際交流フォーラムに参加

 長崎大学中部講堂を会場に「国際交流フォーラム」が開催されました。
 私は、爆心地を訪れて手を合わせてから会場に向かいました。  

 フォーラムでは、最初に4人のパネリストから発言がありました。パネラーは駐日メキシコ大使(クロド・ヘレル)、マレーシア軍縮大使(マズラン・エルゼメイティー)、アラブ連盟特別顧問(アブデルーモネイム)という各国大使と核兵器廃絶国際キャンペーンオーストラリア担当理事(ティム・ライト)というNGOの責任者という豪華なメンバー。田上長崎市長があいさつ。
 討論では、海外から参加したNGOの代表と日本側の参加者がパネラーとも対等に質問したり議論します。
 討論の時間に入り、私は、最初に手を上げて発言しました。核兵器廃絶に向けてNPT再検討会議で「核兵器の非人道性」の面からアプローチするための具体的方策を質問しました。
 質問と同時に、私の提案も次のように行いました。日本の原爆症認定訴訟の結果を使うことが有効ではないかという提案です。核兵器の非人道性を明らかにするためには、この兵器が広範な非戦闘員(市民)に被害をもたらした事と、長期にわたり被害を継続している点を告発することが重要です。集団訴訟は、残留放射線による広範囲の被害と、60有余年たってなお、晩発生障害に苦しめられる実態を核兵器による原爆症であると裁判所に認めさせたわけです。この成果を核兵器禁止条約に結びつけるアプローチが必要ではないかと提起したものです。  

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