市議団だより−議会&市政の報告
【08.03.02】3月議会 根本市議の一般質問 高齢者の負担軽減、学童保育の充実を
◎高齢者の負担軽減制度の創設を
・根本〜後期高齢者医療制度が4月から実施予定だが、年金から保険料を取り上げ、七五歳以上の高齢者とそれ以下の世代の診療報酬を別立てにするものです。後期高齢者の診療報酬は包括払い(定額)で病院は検査や手当てなどをやるほど赤字になる。七五歳以上という年齢で医療内容を差別するとんでもない制度です。
七五歳以上で保険料の負担が増える人数は。全体として負担が増えるのか、軽減されるのか。
◆答弁◆
人数はわからない。全体として負担は増える。
・根本〜一つのケースでいままでの国保税の金額と後期高齢者医療の保険料の金額との比較はどうか
◆答弁◆
七五歳以上の夫婦、厚生年金208万円の夫、国民年金79万円の妻の場合で国保税が96900円から後期高齢者の保険料が10万5100円と増額となる。
・根本〜市独自に保険料の負担軽減の制度をつくることを求めます。また、1万500
0円未満の年金の方は、1年以上、保険料が払えないと、保険証をとりあげられ医療費が全額負担となります。私は、資格証明書を発行しないように求めます。
◆答弁◆
保険料は広域連合で決定されるため、市独自で軽減、減免することはできない。
資格証明書の発行は一律的機械的には実施しない。
・根本〜市独自の減免の制度は、国会では昨年、衆院の厚生労働委員会で、厚労省の保険局長は、はっきり「できると」答弁しています。浦安市は保険料の助成を実施することを決定したとお聞きしています。この点をふまえて、再度、お聞きします。
保険料の軽減にあたる独自の補助制度、福祉制度を作ること、高齢者に今以上の負担をさせないように、これを作って頂きたい。
◆答弁◆
現時点で(国会答弁を)掌握していなかった。勉強しながら考えていきたい。
・根本〜早急に手だてをつくして下さい。この制度の中止・撤回をあらためて表明します。
◎敬老パス、高齢者へのごみの収集の実施を
・根本〜市が行っているバス路線に対して、私は、名古屋市のような敬老パスを創設することを提案したいと思います。バス路線を増やして「社会資本としての公益性の評価を重視する」施策に大きく舵をきったのですから、さらに、もう一歩すすめて、高齢者の「無料パス」の実施を求めます。
◆答弁◆
高齢者、障がい者を対象に一律に助成するような敬老パスの実施は、考えていない。
・根本〜高齢者の日常のごみ出しに支援が必要と考えます。「収集場所へ運んでいくのに、ゆっくりしか歩けないから往復で30分かかってしまい、寒い時は特にこたえる」というお話をお聞きしました。ひとり暮らしの高齢者への個別ゴミ回収を、生活支援としてあらためて考える時ではないでしょうか。岡崎市・名古屋市が数年前から実施していますが、ごみ回収と同時に、安否の確認をしています。
このようなごみの個別回収の実施を求めます。市で行う考えはありますか。
◆答弁◆
まず地域や周囲の助け
合いでごみ出しをしてほしい。それでも困難な家庭には個別収集をおこなう。現在体制を検討中である。
◎安心して通える子どもの居場所づくりを求める
・根本〜放課後児童クラブの実施状況をお聞きします。設置目標と指導員の正規職員とパート職員の人数は
◆答弁◆
現在51施設、五年後には64施設に整備する予定である。
職員は、すべて臨時職員である。(計990人)
・根本〜正規職員の拡大を求める。これが専門性が求められ、子育て支援を担っている指導員の待遇だとすれば、市はどうお考えでしょうか。
◆答弁◆
勤務時間が限られているため正規職員としての雇用は考えていない。
・根本〜これまでの空き教室と
か仮設という施設の考え方でなく、恒常的な専用の施設を整備していく時期ではないでしょうか?位置づけをどう考えているのかをふまえて、お答えをいただきたい。
◆答弁◆
学校の余裕教室とプレハブは、きちんとした建物である。専用施設としてやっている。
・根本〜今の状態で十分だと判断する前に、改善の方向で考えてもらいたい。