市議団だより−議会&市政の報告

【08.03.02】3月議会 大村市議の一般質問 保育士のサービス残業問題

  ◎えっ! そんな事ってあり?豊田の保育園職場では残業手当がつかない

 市役所職場、公共事業や市の委託事業で働く職場の労働条件を率先して改善し、そこから、地域全体の雇用と労働条件の改善を市としてリードしていく事……。大村市議が3月議会の一般質問で豊田市当局に強く求めました。
 ◆提案活動・QCサークルは業務だ

 大村市議は、「創意工夫提案及びQCサークル活動は…業務であると判断する」というトヨタ過労死裁判の判決文を引用して、市の関係する職場でもよく調査して、そのような実態があれば、是正をするように求めました。
 答弁では、市職員が行っている「改善提案」の活動は業務として認めているとしつつも、QCサークルに類似する自主研究サークルは任意の活動として位置づけているため勤務時間としていない、とするものでした。
 大村市議は、判例に従って是正する事を強く求めました。

 ◆保育園職場の長時間残業をただす
 
 続いて、豊田市の保育園全体で保育士の残業時間はどれだけかと、大村市議が質問すると驚くべき答弁がされました。
学校の先生を想定した手当を一定払っているので、残業手当は支給していない。時間外勤務の時間も把握できないというものでした。
 学校の先生を想定した手当といっても、わずかなもので、長時間残業の実態にとても見合うものではありません。しかも、学校の先生の場合には、「教職員の給与等に関する特別措置法」で残業の制限が決められているのですが、保育士の場合には、全く法的な根拠すらないものです。
 ある1つの園で起きている問題ではなく、市の方針として行っているのだから、組織的違法行為だと、大村市議は指摘しました。
 その上で、大村市議は、「労基署が調査を行えば、改善勧告の指導を受けるケース」であるとして、是正と残業実態の調査を求めました。
答弁では、あくまで、残業手当はつけることはない、調査はしないと強弁しました。 大村市議は、さらなる追及を続けていくと表明しました。

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