市議団だより−議会&市政の報告
【08.05.11】国会省庁要請行動の報告
保育園給食のセンターからの搬入でなく自園調理の徹底を
厚労省は4月1日に省令を改正し保育所など児童福祉施設最低基準で「給食は自園調理をしなければならない」と明文化しました。これまでも自園調理は基本でしたが、愛知県は勝手に解釈して、市町村にセンターや業者からの搬入を認めてきました。
党豊田市議団は、「愛知県のように違法を容認する自治体に是正の指導をすること」「違法状態を追認するような特区の申請を認めないよう」に要請しました。
厚労省は、豊田市のような外部搬入は今までも違法状態であり本来、愛知県が違法状態に対して改善勧告をださなければならないのに、愛知県は自治体によびかけ「特区」を申請しようとしています。
厚労省は直接、市町村に違法状態を是正できないとのことですが、県をあげて脱法行為をするのなら、国として県に対し強く指導するよう、再度求めました。
保育士の長時間残業の是正を
保育士を含む公務労働「サービス残業」解消対策が大きな課題であり、厚労省は改善のために指針をだしましたが、地方自治体に徹底されていません。市では保育士には長時間労働の実態さえ調査されてきませんでした。
要請では、保育士の残業制限に法的整備を含めた対策を講じることを求めました。
大村市議は「豊田市では保育士を教育職として扱い、特殊勤務手当てを払い、残業代はいっさい認めていない。決算にも予算上も無い。臨時保育士は特殊勤務手当てもつけていな厚労省は、残業代未払いは違法と認めつつ、「現場から相談あれば、労基署は調査する。」としています。豊田労基署に予算上にさえついていないことを国から伝えるよう最後に訴えました。い。」と実態を告発しました。
自治体の偽装請負の是正を求める
地方自治体による「偽装請負」を厳しく是正するため、「偽装請負」状態にあった労働者を、地方自治体が直接雇用するような指導を要請しました。大村市議は「豊田市では7件もあった。自覚なしの偽装請負になっている。」と告発しました。
厚労省は「民間であれ、公務であれ違法行為はあってはならないと考える」としており、さらに指導を求める必要があります。
他に、障害者・介護問題・公務労働民間開放是正の要請も行いました。