市議団だより−議会&市政の報告
【08.12.13】12月議会一般質問(大村よしのり) 緊急の雇用対策を求める
12月市議会の一般質問で、9日、日本共産党の大村よしのり市議は、「緊急の雇用・経済対策を求める」質問を行いました。
急激な雇用の悪化のもとで、大失業の危険から市民を守る対策を求めました。
市長はトヨタの社長に会って、雇用の安定を要請すべきだ
(大村)トヨタ自動車は、6000億円の利益の見込みを示しながら、大量の「非正規切り」を行っている。鈴木市長は、トヨタの社長に直接会って雇用問題についてつっこんだ要請を行うべきだ。
◆答弁◆
非正規労働者の雇用安定については、産業界に対してあらゆる機会をとらえて積極的に協力をお願いしていく。
雇用関係の法令遵守を、市内の企業に徹底せよ
(大村)トヨタは無届けで2千人の雇い止めを行った。また、非正規労働者の契約期間中の解雇があちこちで発生している。市内の企業に法令を遵守するように、徹底をはかること。
◆答弁◆
届け出を怠る行為があった事は承知している。労働者に不利益にならないように、国の機関とも協力して、制度の周知をはかっていきたい。
雇用対策本部・相談窓口の設置を求める
(大村)国、県も雇用対策本部をつくった。豊田市として、雇用対策本部や雇用相談窓口の設置が必要だ。
◆答弁◆
愛知労働局の設置した雇用対策本部に豊田市としてもオブザーバーで参加した。
まず、一番弱い立場の外国人労働者の生活相談も含めた相談の場を市役所内に設けていきたい。
臨時の雇用創出事業を市として実施せよ
(大村)失業した非正規労働者を対象に、自治体で駐輪場整備や学校職員として臨時的に雇う、緊急の雇用創出事業を行ったらどうか。
◆答弁◆
過去、市内でも「緊急地域雇用創出特別基金事業」で3年間346人の新規雇用を拡大した実績はある。今のところ、そのような事業を行う考えはないが、国の動向を見て考えていきたい。
失業による生活困窮者に、生活や住宅の支援を
(大村)雇用の打ち切りによる生活困窮者に対して、生活支援や住居の支援を行う事。また、必要な場合には生活保護を適用する事を求める。
◆答弁◆
状況に応じて生活保護の対応をとる。住居の確保についても、公営住宅や民間アパートの空き状況を把握して、生活保護の中で必要があれば対応していく。
答弁から明らかになった雇用悪化の状況