市議団だより−議会&市政の報告

【09.07.20】政府は「景気底打ち」と言うけれど…。豊田有効求人倍率0.25倍

   政府は、景気「底打ち」を宣言したものの、雇用情勢が一段と悪化しています。
政府統計によると、5月の有効求人倍率は全国で0・44倍。豊田管内では、0・25倍。これは、豊田管内では過去最悪の数字です。
 職を求める人(求職者)が1000人いて、企業からの求人募集が1000人あれば、有効求人倍率は1ということになります。0・25倍ということですから、求職者が1000人いても、求人募集は250人しかない、750人はあぶれる。これが0・25倍という状況です。
 政府は6月の月例経済報告で景気の基調判断から7カ月ぶりに「悪化」の表現を削除。「(景気は)底を打ったと強く推定できる」(与謝野馨経済財政担当相、6月17日)と事実上の「底打ち」を宣言しました。理由は、輸出と生産が上向きになったことでした。しかし、製造業を中心に輸出大企業は一段と「雇用調整」を進めており、「(雇用情勢は)さらに厳しさを増している」(厚生労働省)状況です。労働者にしわ寄せすることで、収益改善を図ろうとする大企業の身勝手さに歯止めをかけ、雇用を守る社会的責任を果たさせることこそが求められています。

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