市議団だより−議会&市政の報告

【09.11.13】議員定数について、各会派の意見が論議されました

   11月6日、豊田市議会の議員定数特別委員会が開催され、各会派の意見が交わされました。日本共産党市議団からは大村よしのり市議が出席しました。
 これまで、特別委員会では、市民を対象としたシンポジウムを開催し、また、各種団体を訪問して意見を聞いてきました。また、市議会だよりを通じて意見募集を呼びかけてきました。
 その上で、今回の特別委員会の会議で、初めて議員定数のあり方について、各会派の議員からの意見の表明を行い、議論が始まりました。
 議員定数の数については、自民クラブ議員団が「法定上限の46」、公明党市議団「法定上限の46」、岡田市議「法定上限の46」、日本共産党市議団「法定上限の46」を主張しました。市民フォーラム(民主党)は「40」を主張しました。
 日本共産党の大村市議は、議員定数の考え方として、議会には大きく2つの役割があると提起。一つは、住民の民意を市政に反映させる事、つまり住民と市政との「パイプ役」と説明。もう一つは、市長をはじめとした市の執行機関に対するチェック役だと述べ、「本来、パイプは太く、チェック力は大きくすべきだ。しかし、限度があるので、数を決める基準が必要となる。現在、客観的に示された数の基準は地方自治法で規定された上限46という数字だけだ。ならば、その上限で『パイプの太さ』と『チェック力』を決めるべきではないか」と主張しました。
 一方、財政削減による議会改革の観点からの論議がありましたが、議会費の一般会計全体に占める割合はわずかに0.5%にすぎず、財政削減論からの論議はあまり意味がないという意見が大成を占めました。
 また、地域会議が各地に設置された事を考慮して定数を考えるべきではないかという議論もありましたが、地域会議は市長の諮問機関の位置づけであり、「チェック役」にはならないという議論がありました。

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