市議団だより−市議団の主張
【10.02.01】67人と4億円で少人数学級が全学年で可能・・行きとどいた教育を
日本共産党豊田市議団は、少人数学級の拡大を繰り返し提起し、その前進のために奮闘してきました。新年度からは、小学校1、2、3年生、中学校1、2年生の「5学年」が少人数学級になります。さらに、これを拡大して、全学年で少人数学級を実施するには、どの程度の教員数の拡大と、それにともなう予算が必要なのか。調査結果は、先日お知らせしましたように、あと67人と約4億円。実施不可能な人数、金額ではありません。現在、小学校4、5,6年と中学校3年生は、国基準の40人です。そのため、学校によっては、3年生が新年度、4年生になると、一気に1クラスの人数が増えてしまうことになります。
少人数学級が拡大された結果、教育委員会でも、「子どもたち一人ひとりに応じながら、きめ細かく対応するためや、学校の抱えるさまざまな課題を解決するために、少人数学級は一人ひとりに時間をかけ、寄り添うことができて、目が行き届きやすい。」と評価しています。文科省もようやく学級編成基準の見直しを行う見通しです。このような中で、こどもたちや保護者、教師が求めているのは、少人数学級を全学年で実施し、どの子にも行き届いた教育が保障されることです。