市議団だより−お知らせ
【10.04.12】イブニングメーデー(愛知青年集会)にご参加を
5月16日に行われる「全国青年大集会2010」に向けて、愛知でも青年集会「イブニングメーデー」が開催されます。
とき:4月25日(日)午後2時オープニングステージ・午後3時集会
場所:鶴舞公園・普選記念壇
イブニングメーデー実行委員会から参加のよびかけ 2009・12・4
若者の2人に1人が非正規労働者であり、年収200万円以下の「ワーキングプア」住まいを持てない「ネットカフェ難民」の存在が社会問題化した06年、1250人が集まった「全国青年集会」をうけて愛知でも青年雇用集会「あいちde雇用祭」を開催し、300人が集まりました。当時はまだ、自己責任論が私たち青年に重くのしかかり、正社員になれないことや仕事の中でのさまざまな問題もすべて自分で抱えてしまい、苦しんでいました。そんな青年にむけて「悩みや不安をひとりで抱えなくていいんだよ」と呼びかけ「人間らしく働きたい」という当たり前の願いがかなわないのは決して自分のせいではない。もうけのために若者を使い捨てる大企業と政治にこそ責任がある。私たちの苦しみのおおもとに何があるのか、どうすればよくなるのか考えようと訴えました。
昨年は第2次世界大戦前夜に書かれた小林多喜二の「蟹工船」が、60年後の私たち若者の働き方に重なり大ヒットしました。非正規雇用も常用化や派遣切りなど、より深刻な実態を若者が実感し、さまざまな模索がおこなわれた年でもありました。そんな中開かれた「全国青年大集会2008」には過去最高の460人が集まり、歴史的な青年運動のうねりが生まれていることを実感しました。また、参加した1人ひとりが「ほんとうに変えられるんじゃないか」と確信を持てる集会でした。
そして、09年の総選挙では「労働者派遣法の改悪」「若者使い捨て」など、人間をモノ扱いしてきた自公政権へ国民がNOの声をつきつけ、戦後初めて自民党が野党になるという一大転機を迎えました。新政権のもと、「政治はかえられるかもしれない」「自分たちの仕事や生活がよくなるだろうか」など、さまざまな期待と不安、模索が国民の中に広がっていますが、有効求人倍率は0,5倍、完全失業率も5,3%と依然として最悪の水準であり、今年も派遣村がなければ年を越せない労働者が溢れることが予想されます。私たちの作ってきた運動をさらに広げ、大きな力にしていくことが今後さらに求められます。
私たちはこのような青年のきびしい労働情勢をふまえ、5月16日に行われる「全国青年大集会2010」に向けて愛知でも青年集会「イブニングメーデー」を開催します。5月にはニューヨークでNPT再検討会議も行われるなど、「平和」の問題においても重要な時を迎えます。この集会への参加を県内各地の青年へ広く呼び掛け署名や要請行動などさまざまな取り組みを通じて「若者が未来への希望を持ち、人間らしく働ける、平和な社会を作るために」全国一の派遣切りがおこなわれた愛知からも声を上げましょう。
ひとりひとりの力は小さいけれど、仲間と力を合わせれば大きな力となり職場も社会も変えることができます。新しい歴史の第一歩を一緒に踏み出しませんか。とりくみへの賛同および参加をよろしくお願いします。