市議団だより−議会&市政の報告
【11.06.16】6月議会の質問…学校に扇風機の設置を
日本共産党の根本みはる市議は、6月13日市議会の一般質問に立ちました。
第1質問では、学校に扇風機の設置を求めました。主な質疑と答弁を紹介します。
1400教室すべてにつけても3億円
◆質問…扇風機の設置について過去の議会答弁は?
◇答弁…「それまでの方針を見直し、扇風機の設置に向けて検討を進める」という議会答弁があった(平成17年9月)。
◆質問…試験的につけた扇風機の効果の検証結果は。
◇答弁…涼しく感じる子がほとんど。
◆質問…普通教室に設置した場合の教室の数、扇風機の数、金額は。
◇答弁…約1400教室。5600台。約3億円。
「エコ改修」で1校で1億円
◆質問…土橋小学校のエコ改修の総額は。
◇答弁…4億8000万円。
西三河の市がほとんどつけている
◆質問…近隣市の状況を聞く。
◇答弁…3市が全校につけ、3市が一部分つけている。
◆質問…市の方針は「環境モデル都市」としての方針や財源問題・扇風機は消費電力が増えるというもの。だから第一にエコ改修。扇風機はその次だと言っているように思える。
暑くてたまらない教室は、暑いままで、熱中症も心配。エコ改修とエコな扇風機は矛盾しないと考えるがどうか。
◇答弁…矛盾はしない。
扇風機の設置は本来、市の責任で
◆質問…保護者が廃品回収やバザーをやって扇風機をつけていることに対して、どう認識するか。
◇答弁…寄付として扱い、保護者に感謝している。
根本市議は、このような対応は、教育委員会の責任放棄だと指摘。「いくつかの学校訪問し、懇談の中で扇風機は教育に必要な設備だと確認した。また、今年も子どもたちの健康が心配。本来は市が扇風機をつける責任がある。」と強く扇風機の設置を求めました。
納税者の暮らしを破壊する滞納整理は改善を
第2質問では、豊田市債権管理条例の主旨を踏まえ、納税者に対する機械的な差押えなど、暮らし・営業を破壊する滞納整理の改善を求めました。
差し押さえの実態を問い、改善求める
◆質問…税の滞納があった場合の差押えの件数の推移を聞く。
◇答弁…2007年202件
2008年238件
2009年437件
◆質問…差押えとするのは、どういう場合なのか。窓口ではどんな対応なのか。
◇答弁…地方税法に基づき、滞納者が呼び出しにも応えず、督促しても反応が無い場合、差押えとなる。呼び出しに応じた滞納者に対し、相談の上、納税方法を話し合い分割納付など、計画をたてて完納に導くよう対応している。呼び出しに答えない滞納者には、資産調査をおこない差押えをおこなう。
電話があった滞納者には、差し押さえを回避する最大限の努力を払っている。
答弁では、このようにされていますが、根本市議は、実際は違う対応が行われ、差し押さえが簡単にされている例で実態を示しました。「毎月分納を続けていた業者のAさん。突然の通知に驚き、窓口で解除を懇願しましたが、市は冷たい対応でした。こういう人がどうして差し押えされるのか。」と、指摘し、市の対応の改善を求めました。