市議団だより−議会&市政の報告

【11.09.29】9月議会最終討論・・保見駅のエレベーター設置に対する賛成討論

9月議会最終日に、日本共産党の根本みはる市議は、9月市議会での、請願書に対する賛成討論をおこないました。

最後に請願1号愛知環状鉄道保見駅にエレベーターの設置を求める請願書に対する賛成討論を行います。
愛知環状鉄道保見駅は、昼間の時間帯でも1時間に3本の電車が利用され、便利な交通手段であり通勤客をはじめ、高齢の方、ベビーカーを引いたお母さんなども生活の足として、利用されています。しかし、エレベーターが無いために、見上げるほど高いホームまで、大変苦労されて長い階段を昇っているということです。さらに、「鉄道は便利だと思うが、長い階段の昇り降りができない。」と言われます。「鉄道があるのに、利用できない」という住民の声は、保見駅に限らず、すべての鉄道駅周辺において切実だと考えます。このような声は、今では多くの方が聞いておられるのではないでしょうか。現在の保見駅の利用者数が、バリアフリー新法でいう数に達していないため、エレベーター設置に賛同できないという産業建設委員会での意見がありましたが、駅を利用できずにいる市民の方が潜在していることをふくめ、高齢者・障がい者の方などの社会参加を保障する街づくりへと議会も一体となってすすまれることを訴えたいと思います。
豊田市の施策として、公共交通については、2005年に「豊田市公共交通会議」を立ちあげ、総合的な公共交通計画の策定と見直しをおこない、充実を図ってきました。目的の一つに掲げられた「交流人口の拡大による地域の活性化」は言いかえれば、市民生活の活性化であります。平成21年度末におこなった市民意識調査では、公共交通の便利さを重視する割合は、高齢になるほど高いという結果が出されました。高齢化がすすむ現在、ますます公共交通の利便性の向上が求められています。
鉄道駅周辺のまちづくりを都市整備の施策の重点項目に掲げ、計画の策定をすすめているところであります。保見駅周辺の県営住宅の入居者の高齢化・空き屋対策としても、愛環保見駅のエレベーターの設置は、必要であると考えます。以上、改めて本請願の採択の必要性を訴えて賛成討論といたします。

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