市議団だより−市議団の主張

【11.11.24】公務員の数が多すぎる?・・実は人口当たり世界最低水準の数

「公務員は多すぎる」「もっと公務員の人件費を削れ」。最近よく聞かれる声です。
日本の公務員の数は他の国々と比べて多いのか、人件費は高いのか、調べて見ました。
国家公務員は、2003年3月時点では、80万7000人、これが2010年度では30万2294人に激減です。独立行政法人化や郵政民営化などによる影響が大きかったわけです。
地方公務員も2003年の4月1日時点では、311万7004人でしたが、2009年4月1日現在で、285万5106人と大きく減っています。 
この結果、日本は、世界最低水準の公務員数となりました。人口1000人あたりの国・地方あわせての公務員の数(2009年)は〜フランス86・6人、アメリカ77・5人、イギリスは77・2人、ドイツは54・3人に対して、日本はわずか31・6人です。

公務員の人件費削減?・・実はOECDの平均の6割の人件費
人件費はどうでしょうか。人件費をその国のGDP比でみると、フランスは12・8%、イギリスは10・9%、アメリカは9・9%、ドイツは6・9%ですが、日本は6・2%にすぎません。OECD23カ国の平均が10・4%ですから、その6割にしか過ぎないのです。
 大震災の際の対応など、公務員の数や人件費のあり方を改めて考えることが必要になっているのではないでしょうか。  

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