市議団だより−議会&市政の報告
【11.12.21】トヨタテストコース環境アセスは年度内。土地買収総額290億円
12月議会に、トヨタテストコース用造成地の区域内にある豊田市の公共用地(公衆道路・用水路)を売却する議案が出されました。面積は約11万9千㎡余。1㎡あたり3020円の単価で総額3億6500万円余というものです。大村市議がテストコース計画の進捗状況について質問をしました。
答弁によると、環境影響調査については、今年度中をめどに影響評価書を作成して公告・縦覧をめざしているという事、つまり、環境アセスの最終結論の前である事が明らかとなりました。
その後のスケジュールについては、来年度から用地造成工事(8年間)に着工し、テストコースや研究棟などの建設工事は3年間の予定との答弁でした。
造成用地の買収総額については約290億円、その内、公共用地分は4億4千万円余という事でした。差し引きの額が民有地の買収額という事になると思われます。
民有地については99.9%買収が済んでいるという事でしたが、対象区域内の岡崎市側に、愛知県との共有のため池(130㎡)の中の7㎡が1件のみ未買収となっている事も答弁で明らかとなりました。
日本共産党市議団は、環境アセスの最終結論が出る前なのに便宜をはかる趣旨で公共用地の提供を行うのは自治体としての判断の適切性が問われるとして反対しました。
※上の画像は、テストコース予定地の視察で説明する大村市議