市議団だより−議会&市政の報告

【12.01.21】市が「子ども・子育て新システム研修会」を開催

豊田市は、1月21日、22日両日、「子ども・子育て新システム研修会」として、講演とシンポジウムを開催。特定非営利活動法人全国認定こども園協会との共催としています。
1日目は、内閣府政策統括官の村木厚子氏が「新システムと幼保一体化の動向について」と題して講演をおこないました。
 「子ども・子育て新システムの創設」は政府・与党社会保障改革検討本部で決定された「社会保障・税一体改革素案」の1番に掲げられ、少子化社会対策会議は、全閣僚で構成されています。
市町村の保育実施責任を規定した児童福祉法24条を改変し、市町村の保育実施義務をなくすなど、保育の法体系を解体するものとして、問題が指摘されていましたが、国民を含めた十分な話し合いがされないまま、決定・実施を強行すること自体に強い反発があるのも当然です。

しかも、幼保一体化は、お金がなければ必要な保育が受けられなくなる応益負担のしくみであること、認可外施設を含め参入を認めて、株式会社等の保育事業への参入・撤退を可能にしていることにより、保育の質を低下が危惧されます。

 保育制度を解体する新システムよりも、現行保育制度の拡充こそ、今求められます。  

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