市議団だより−議会&市政の報告

【12.02.08】漏えい事故が続くPCB処理施設・・環境福祉委員会が調査

2月8日、豊田市議会の環境福祉委員会は、PCBの処理業務を行っている日本環境安全事業(株)(JESC0)の事故についての調査を行いました。根本市議は委員として出席しました。
豊田事業所は、平成22年度に続き、今年度は3回目の漏洩事故を起こしました。22年11月の事故後、大村議員がJESC0の安全管理の認識の低さを指摘していたにもかかわらず、8月に一時保管容器のポリタンクからの油の漏洩、12月1日に、攪拌洗浄エリアで。そして12月24日、そのエリア内の攪拌槽から漏洩。JESC0にPCB処理を許可している市の監督・指導のあり方も見直されるべきですが、委員会での執行部の説明では、操業停止も再開も市の指示はしないとのことでした。
また、根本市議は、JESC0の現地へ行き、事故があった1階と4階を所長の説明を受けて調査しました。12月1日の事故は、外部発注して行った部品の交換作業のミスによる部品の破損が原因でした。24日の事故は、機器の動作不良が原因でしたが、いずれの事故も、環境への影響がある危険物を扱っている現場であるにもかかわらず、事故に至った大きな原因は、技術も機器の性能も「想像以上に低い」ということであることがわかりました。 市はJESC0に対し、事故防止の対応、横展開の方策についての報告を求め、報告を受けたとのことですが、環境省の監督のもとで行われている事業であることから、環境省へも、施設改善を含め、事故防止のための対応が求められます。  

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