市議団だより−市議団の主張

【12.02.13】後期高齢者医療保険料…また値上げ?早く廃止に

   愛知県後期高齢者医療広域連合議会で、平成24年度の保険料が、また値上げとなる議案が可決されました。
 後期高齢者医療制度は、2年に1度、保険料が値上がるしくみです。制度が導入された4年前から、日本共産党は廃止を求めていましたが、政権交代後、民主党が掲げた廃止の公約は投げ捨てられました。2年前の値上げから、またさらなる値上げで、今回の平均保険料額は、平成24・25年度は80,214円で、4,439円(5,6%)の値上げとなります。
 広域連合議会の議員である田口かずと日本共産党名古屋市議は質疑をおこない、後期高齢保険料と介護保険料の値上げも加わると、ある年金世帯では43,200円もの負担増だと実態を示して、値上げをしないよう求めましたが、これに対し、「そもそも制度として保険料が2年ごとに上昇することから、値上げ額は適切な水準」と、高齢者の生活の実態を全く考えていない答弁がありました。
 県の財政安定化基金を取り崩して保険料の増加を抑制したといっても、24億円を残しています。今後は後期高齢者医療制度が新たな制度にかわるとされており、基金の残金も活用すれば、保険料の値上げを抑えることができるのではないでしょうか。
 また、連合議会には、「保険料を引き上げないでください。短期保険証・資格証明書の発行は行わないでください」との請願書、「愛知県後期高齢者医療制度に関する懇談会に公募委員を加えること」を求める請願書が提出されました。

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