市議団だより−議会&市政の報告

【12.07.29】給食食材の放射線測定器・・市が購入 内部被ばくの不安解消へ

 学校給食食材の放射能測定のために、豊田市が導入する測定器の概要が市議会に示されました。
測定器はNaIシンチレーション検出器内臓γ線放射能モニター。導入費用は、測定器182万円、ミキサー等を含め218万円。10月に納品、11月には測定が開始されます。設置場所は、東部給食センターで、品目ごとのセシウム134、137を測定します。
 検査品目は、野菜類、果実類、きのこ類、卵、肉類、藻類等です。サンプル検査をおこない、市の検査で基準値をうわまわる食材について、さらに詳細検査を依頼します。検査結果については、すみやかに豊田市ホームページで公表するとしています。
 食材の使用基準は、豊田市独自に25ベクレル/kg以下とします。25ベクレル/kgを超え100ベクレル/kg以下の場合は豊田市で廃棄処分、それを超えた場合は納入業者に返品します。

 日本共産党市議団は、昨年の9月議会で大村市議が検査機器の導入を迫り、市は「購入を考えていない」と答弁していました。続く12月議会で根本市議が近隣市の状況を示し、早期の機器購入と測定体制の整備を求める中で新年度で予算化されました。
 さらに、党市議団は検討された導入予定機器の性能をめぐり改善を提起。精密な検査のできる機器に導入計画を改めて今回の決定となりました。
 

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