市議団だより−議会&市政の報告

【12.11.06】行政視察報告…議員提案による条例づくり

   10月30日〜11月1日、豊田市議会・議会活性化推進特別委員として行政視察に出かけました。行政視察のテーマは、「議員提案による政策条例づくり」です。視察で訪問したのは、名古屋市(集団回収における古紙の持ち去り防止条例)、新潟県上越市(中山間地域振興基本条例)、京都市(自転車安心安全条例)です。
 特に印象深かったのは、上越市議会の取り組みでした。第6回マニフェスト大賞最優秀成果賞を受賞しました。
 視察にあたって説明をしてくれたのは、中山間地対策特別委員会の橋爪法一委員長です。議員10期というベテランの日本共産党議員でした。
 上越市は、平成17年に14の自治体が合併した自治体。人口20万人で、全市域の70%が中山間地です。昨年の積雪の一番多いところは5m50cm。高齢化がすすみ、限界集落も拡大しています。継続的に中山間地対策が必要ということで条例制定をめざしたという事でした。
 条例では、「中山間地域の振興に関する施策を総合的かつ計画的に実施する」として、毎年、予算編成の前に中山間地対策の計画を議会に示すことを義務づけました。推進体制の窓口、予算化、現地調査を定期的に行うことなども条文化し義務付けました。事業報告と課題をまとめた「年次報告」も義務づけたものです。
 豊田市も、市域の7割が森林地域。合併町村地域の振興対策のためにも、このような基本条例の必要性を強く感じました。

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