市議団だより−議会&市政の報告

【13.01.10】豊田地域医療センター再整備問題「報告書」まとまる

 昨年末の12月議会で、太田稔彦市長は、豊田地域医療センターの再整備について、年度内をめどに最終結論を出すと述べました。
 豊田地域医療センターについては、「現在地での整備、一部移転をして整備、全面的に移転をして整備」の3つの案があり、鈴木前市長の時代から政治決断が持ち越しになっていたものです。 今回、医療関係者、学識経験者等による「豊田地域医療センター再整備検討委員会」が「報告書」をまとめました。その内容を参考にして太田市長は結論を出すと述べています。
 では、その「報告書」では、3つの案のうち、どのような方向を示しているのでしょうか。
 「現地建替えが望ましい」というのが報告書の結論となっています。
 また「報告書」では、診療科について、現行14診療科のうち婦人科をやめて13科(一般内科、循環器内科、呼吸器内科、消化器内科、神経内科、放射線科、外科、整形外科、脳神経外科、リハビリテーション科、泌尿器科、小児科、歯科)にする案を提起しています。
病床数については、現行の150床から190床に増設する案を示し、内訳として一般病床は現行より30床減らすものの高齢化に伴って医療ニーズが高まる療養病床を増床する事としています。
 日本共産党豊田市議団はこれまで、「広い豊田の地域では医療の偏りや空白もあるので、医療センターの複数配置」や「小児の一次救急としての充実を位置づけるように」する事、移転場所として、「中心市街地の北地区再開発に入れること」などを提起してきました。

市民の声を反映した結論を
太田市長が就任した直後の3月議会では、大村よしのり市議が、太田市長の政治決断による判断をただす質問をしていました。また、続く9月議会で根本みはる市議が市南部地域の医療体制の不足をただしつつ医療センターの移転問題の判断を市長に迫る質問をしてきました。
今後、「報告書」の内容にそって市長の最終結論が下される事が想定されます。なによりも、市民の声をよく聞いて結論を出すことが必要だと思います。日本共産党豊田市議団は、市民の声を反映させるために奮闘していくとしています。

 

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