市議団だより−豊田のまちから

【14.02.27】不安!自衛隊機が豊田市上空で給油訓練

平和団体が中止を申し入れ

  「豊田市上空で空中給油の訓練をしているよう。低空飛行で不安」(豊田市の住民)。
「旅客機の様な飛行機が手に届く位の位置で頭上を飛び、あまりの低さに墜落するのではと恐怖を覚えました。何かあってからでは遅い。震災、大雪被害が未解決で、航空ショーなんて悠長ですね。やるべき事が別にあるのでは?」(みよし市住民)。
2月19日、市民の方達から日本共産党関係者に通報が相次ぎました。小牧基地航空祭(2月22日、23日)に向けての訓練が豊田市、みよし市、春日井市などの上空で2月6日、13日、19日に行われたもようです。
上空で訓練を行ったのは、航空自衛隊の空中給油機KC―767などの軍用機です。編隊を組んで訓練していました。空中給油機というのは戦闘機などの飛行距離を延ばし、長距離攻撃を可能にする「戦争支援機」です。自衛隊機が、空中給油技術を高めることは、再び海外で軍事作戦する能力をもとうとしているのではないかとの疑念を周辺諸国に抱かせることになりかねません。
 何よりも、「空飛ぶガソリンスタンド」の上空訓練で、事故などあれば大参事になりかねません。
21日、愛知県平和委員会など平和団体と一緒に、日本共産党のもとむら伸子さんは、航空自衛隊小牧基地を訪れ、同基地航空祭における全ての軍用機の展示飛行の中止を求める申し入れをおこないました。
 応対した小牧基地の担当事務官は、「日進市や長久手市などの人からも電話があった。大変申し訳ない。」と苦情が出ている事を認めました。空中給油機の訓練については「模擬訓練で、燃料を給油しているわけでないので、空中給油訓練とは違う。安全は確保されている」と強弁しました。
 平和団体からは、「一番技術をもっているパイロットが操縦するブルーインパルスでも先日、接触事故が起きた。空中給油の訓練も接近して行う。事故が起きる可能性を否定できない」として、再度、展示飛行の中止を強く求めました。

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