市議団だより−議会&市政の報告
【14.09.18】9月議会 大村市議の一般質問
戦争遺跡の保存と継承を提起
日本共産党の大村よしのり市議は、9月議会の一般質問で、戦争遺跡の保存と継承について質問しました。
来年は、戦後70年、被爆70年の節目の年となります。大村市議は、悲惨な戦争の記憶を次世代に伝えるために、平和行政の重要性を訴えました。
戦争遺跡の保存として名古屋海軍航空隊地下通信壕跡については、平成17年6月議会で当時の笠井教育次長が「戦争遺跡も歴史の証人として必要なものでありますので、近代化遺産の保存を考えていく中で現状の調査を進めていきたい、保存を考えていきたいと思っております」と答弁していました。しかし、現状は、竹藪の中に「放置」されている状況です。再度、保存整備を行うように求めました。
答弁では、提起を受けて、県の遺跡台帳に登録し、開発行為には文化財保護法に基づく協議が義務付けられるようにした事が明らかとなりました。保存に向けて、一定の措置がとられました。さらに、今後市としても調査をして、将来的には現状保存の整備、公開について土地所有者の国と協議していくと答弁されました。一歩前進です。
大村市議は、今年、27回を数える市民団体が開催する「平和を願う戦争展」に市として支援を行うよう求めるとともに、来年、市としての「戦後70年・被爆70年企画」を取り組むよう提起しました。残念ながら、答弁は後ろ向きの答えに終始しました。